「ショービジネスの世界では、「Show must go on」という言葉をよく耳にします。」
このセリフから始まるEndless SHOCK。
2023年は、本編とEternalを同時上演することが発表されました。
しかし、本編とEternalの違いがいまいちわからないと思います。
そこで、両方観劇したことのあるEndlessSHOCKファンの私が、本編とEternalの違いについて、見どころも含めて紹介します。
エンドレスショックとエターナルの違いは?
EndlessSHOCKとEternalの違いは、Eternalはスピンオフとなります。
簡単に言うと、EndlessSHOCKの続編がEternalと考えると良いかと思います。
そのため、本編を観ることなくEternalだけ観ると少し理解できない点があると思われます。
エンドレスショックとエターナルの違いを見ていきましょう。
ストーリーの違い
EndlessSHOCK本編のストーリーとEternalのストーリーには違いがあります。
ネタバレにならない程度にストーリーを紹介します。
EndlessSHOCK(本編)
ニューヨークのオフ・ブロードウェイの小さな劇場で、ブロードウェイの大劇場を夢見るコウイチとその仲間たち。
公演は、小さな劇場ながらも毎日大盛況。
才能あふれ、カンパニーの顔ともいえるカンパニーNo.1のコウイチ。
そんなコウイチに恋心を寄せるオーナーの娘のヒロイン、リカ。
そのリカに恋心を寄せコウイチにライバル意識と敬愛を向けるショウリ(ヒロミツ)。
ある日、カンパニーは、ブロードウェイの大劇場での公演を打診されます。
少しずつカンパニーの関係に歪みが生じているところ、カンパニーの関係が壊れてしまう決定的な事件が起こります。
ここまでが、EndlessSHOCKの本編の大まかなストーリーです。
何があったのかは、本編をぜひご覧ください。
Eternalのストーリー
Eternalの大まかなストーリーはこちらです。
EndlessSHOCK本編から3年後。
ショウリ(ヒロミツ)、リカ、オーナーなど、それぞれが当時のことを思い出しながら、あの日あの時、何を考えていたのかを追想していきます。
そして、ショウリ(ヒロミツ)は、過去の自らが犯した罪と向き合います。
ここまでがEternalの大まかなストーリーです。
どちらかというと、EndlessSHOCK本編がコウイチの物語なら、Eternalはショウリ(ヒロミツ)の物語だといえます。
実際に、Eternalを観て、ライバルを好きになったファンがいることも事実です。
演出の違い
本編とEternalの演出の違いは大きくあります。
本編にあってEternalにない演出は大きく言うと次のとおりです。
- 客席上空を飛ぶフライングがない(復活の可能性有)
- 初演は階段落ちがカットされた(現在は復活)
- ジャパネスクショー(20分近くに及ぶ激しい殺陣)が大幅カットし、映像になる。
実は、Eternalはコロナ禍による感染症対策に考慮して生み出されたため、このような形で上演が可能になった公演です。
ですが、個々のキャラクターのあの時はどう思っていたのか、という心境がクローズアップされるため、コウイチ、リカ、ライバル以外のキャラクターの心境もクローズアップされます。
そのため、さらにEndlessSHOCKの本編に深みが増しています。
また、「Higher」という楽曲を本編にはない、ライバル役が踊るシーンがあります。
エンドレスショックの見どころを紹介!
EndlessSHOCK本編の見どころは多いです。
そのため、その中でも人気のあるシーンをいくつかに絞って紹介します。
ONE DAY
コウイチとリカのデュエットソングシーンです。
物語の重要なシーンで歌われます。
ヒロインリカの見せ場の一つであり、コウイチとの美しいデュオと、切ない楽曲は、物語全体を優しく彩ります。
SOLITARY
この楽曲は、ファンの間でも人気ナンバーです。
真っ黒なスーツに身を包み、赤い手袋をはめ、真っ黒な帽子を被った演者たちが美しいダンスを踊ります。
前列から観ても圧巻ですが、実はこの楽曲は、2階後列から観ても、隊列が動くその美しさが見どころです。
また、好きなタレントがかっこよく女性ダンサーをエスコートしていく姿が観れます。
ジャパネスクショー
激しい殺陣でコウイチ軍とライバル軍が入り乱れる迫力のあるシーンです。
ちなみに、本来の本編は20分近く殺陣をしているため、出演者全員かなり体力を使われます。
前列だと、マイクなどで拾われない怒号や息遣いも聞こえ、迫力がさらに増します。
そして、このジャパネスクショーの最後にあるのが、よくテレビでも紹介される階段落ちです。
Higher
ある事件の後、一人で劇場に立つライバルに対して、鼓舞しようとコウイチが駆け付けた時に行われるナンバーです。
マイケル・ジャクソンの振付を担当し、TravisJapanのメンバーを選抜したトラヴィス・ペインによる振付で、激しい振付、コウイチとライバルの違いをまざまざと見せつけられる、かっこよくもライバルにとっては、とても苦しいシーンです。
とはいえ、正直難しく体力を奪われる楽曲を、ライバル以外の出演者が隊列をそろえて踊るのは圧巻です。
フライング
EndlessSHOCKには、堂本光一さんによるフライングシーンが多数あります。
赤い布を腕に巻き付け命綱なしで空を飛ぶ「布フライング」、ラダー(はしご)の間を飛び交い、最後は2階席に降り立つ(2階席着地は帝国劇場のみの演出です)「ラダーフライング」、傘を使ってまるでトトロのように飛び交う「傘フライング」とさまざまな多種多様なフライングがあります。
堂本光一さんのフライングの姿勢の美しさにもぜひ注目してください。
夜の海
EndlessSHOCKのクライマックスを飾る楽曲です。
故ジャニー喜多川氏に猛反対されながらも、堂本光一さんが絶対に入れたいとしてストーリーのクライマックスに入れた楽曲です。
曲としては暗いマイナー調ですが、このEndlessSHOCKのテーマである、「Show must go on」を体現しているシーンです。
ここまでくると、SHOCKの物語は終わってしまいますが、胸を打たれる最後のシーンとなりますので、ぜひ観てください。
エターナルの見どころを紹介!
基本的に、EternalはEndlessSHOCK本編のスピンオフのため、パフォーマンスは本編で行われるものもあります。
Eternalでしか見ることのできない見どころを紹介します。
Higher
ライバル役にとって一番の見どころです。
本編では決して踊ることのない「Higher」をライバルが踊ります。
本編では、いくら誘われても決してコウイチと踊ることのなかったライバルが、Eternalでは、センターでコウイチと並んで踊り、最後はコウイチがセンターを離れ後方に行き、ライバルがセンターでフィニッシュとなります。
また、本編を観た人にとっては、このシーンでライバルが踊るということはとても深い意味を持ちます。
特に北山宏光さんは、2022年のSHOCKでは、本編しか演じていないため、「Higher」を踊るのは初めてとなります。
カンパニーを従え、ステージのセンターでキラキラと輝く姿をぜひ、観て欲しいと思います。
キャラクターの心境
EndlessSHOCK本編はコウイチの物語のため、コウイチから見たカンパニーのようです。
あの時、なぜあのキャラクターはこうしたのか、ライバルはどう思っていたのかが、描かれているため、本編の伏線回収ともいわれています。
本編では聞けないJr.のセリフも聞けるため、見どころの一つであると言えます。
EndlessSHOCK2023は両方見られる!
EndlessSHOCK2023は、この本編とEternalが同時期に両方見られます。
実は、EndlessSHOCK2022は、佐藤勝利さんは本編を配信、Eternalを帝国劇場公演で行い、北山宏光さんが本編を博多座で行いました。
佐藤勝利さんはたった一回しか演じられなかった本編を演じることができ、北山宏光さんは演じられなかったEternalを演じることができるのです。
エンドレスショックのチケットの取り方や日程はコチラで紹介しています。
エンドレスショックとエターナルの違いは?見どころも紹介!まとめ
EndlessSHOCKは、コロナ禍により上演ができなくなり、感染対策のために本編ができなくなりましたが、スピンオフという形をとることで、上演を重ねてきました。
まさに、「Show must go on」精神です。
SHOCKのストーリーは、年を増すごとに変更点があり、ストーリーの伏線が張られているため、何度見ても新たな発見があります。
「あなたにとっての「Show must go on」走り続けることの意味とは、なんでしょう?」
オーナーからストーリー冒頭で投げかけられるこのセリフについて、考えながら観てみると、新たな発見があるかもしれません。
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